2016年08月01日

句集2015 膝小僧


それぞれの計元日を走る人

春風や大女将にも膝小僧

しやぼん玉吹くや力を知恵として

寄合も検査も無くて朝寝かな

霞草寄せ書き四隅より埋まる

アイスティー先づ溜め息を吐き出して

噴水や馴染めなかつた数ⅡB

川岸をはしやぐ素足の白さかな

炎昼や街宣車両黒黒と

めんつゆは糖と塩分朝曇

秋声やいま人生の何時頃

消印のお国自慢や天高し

鱗雲新婦の鎖骨くつきりと

自らの行く手知らずや台風来

五十路なる坂のありしや火恋し

小雪や今は空き家の助産院

冬晴や江の島の蛸ぺつたんこ

隙間風隙間小さき事柄に

先哲の顔にも似たりかじけ猫

大根の葉が好き君のそばかすも
posted by hiro at 05:34| Comment(0) | エッセイ5 | 更新情報をチェックする
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